時代色結び
じだいいろむすび

長岡藩開府400年記念協賛事業
粋・ハイカラ・浪漫などの
江戸～平成までの
時代の色を水引アクセサリーに
「時代色結び（じだいいろむすび）」
10色×5種の50アイテムで新発売。
好きな時代へタイムトリップ。

江戸

粋

江戸時代に度々発令された「奢侈禁止令」。派手な色の着物が禁止され、わずかな色の違いを着こなすことが「粋」とされ大流行したのが「四十八茶百鼠」(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)その100通りにも染められたと言われるねずみ色の中から「銀鼠」(ぎんねずみ)とこれまた江戸時代に庶民に定着した「藍」の組み合わせで江戸の「粋」を表してみました。

紅赤

江戸時代に「紅赤」(べにあか)は女性にとって憧れの色でした。原料の紅花は非常に高価だったため、蘇芳を用いる代用紅染めが盛んに行われていました。江戸時代はじめの頃、上流層の間で「紅赤の鹿の子染め」が大流行しましたが、厳しく規制があった庶民の間では表からは見えない着物の裏地(紅絹)として使われていました。

明治

海老茶式部

海老茶式部

「海老茶式部（えびちゃしきぶ）」という言葉が生まれたくらい、海老茶色の袴は女学生の間で流行しました。袴を履いて着物の袖をたなびかせてさっそうと自転車に乗っていた女学生の姿は時代の変化の象徴であったと思います。そんな明治の女学生のイメージで作成しました。

黒羽織

黒羽織

江戸時代の女性は羽織を着ることはありませんでしたが、明治時代から暖房着として着られるようになり、明治２０年代には黒の長羽織が流行しました。樋口一葉の「十三夜」で主人公のお関が縮緬の羽織を羽織っています。青磁色の着物に黒羽織を羽織った大人の女性をイメージして作成しました。

大正

ハイカラ

ハイカラ

大正時代になると一般の女性の間でも次第に洋装化が取り入れられ、和洋折衷の独特なスタイルが生まれました。ファッションの色彩も、シックだった明治時代よりも鮮やかな色調がみられるようになりまし牡丹色もこの時代の女性の間で流行した華やかな色です。

浪漫

大正時代に活躍した竹久夢二。彼が描いた多くの美人画には、その時代の流行の色彩はもちろんのこと、空気感や情緒が感じられます。夢二の代表作である「黒船屋」をはじめ、彼が描く女性たちの衣裳にはよくこの芥子色が使われているようです。

昭和

もえぎ

もえぎ

こちらは昭和といっても、その後期のバブル期、1980年代のイメージです。男女ともに鮮やかなスーツを身にまとった姿は振り返ってみると、経済・ファッション・あらゆる面で行き過ぎた時代のように思えます。蛍光色の流行もありました。そんな時代のイメージで作成してみました。

くれない

くれない

紅色(くれないいろ)のボディコンスーツでハイヒールを履いていた当時二十歳の女性の写真がありました。未来に不安なんて何も無い、希望に満ちた笑顔で胸を張って写っていたいた女性は今頃どうしているのでしょう。あまりに時代を象徴していた写真だったので彼女のイメージで作成してみました。

平成

亜麻色

亜麻色

バブル期のような激しい攻めのファッションは姿を潜め、「ヌケ感」などという「昭和」には見られなかったファッションワードが登場。そんな時代の空気を感じて主張しすぎない、さりげない色を配色してみました。白・黒・ネイビーなどのベーシックな洋服と相性が良いです。

墨

ファッション雑誌での情報収集から、お気に入りモデルのインスタチェックの時代へ。インターネットの普及によって様変わりしていった平成のファッション事情。洗練されたシンプルなファッションに合わせやすいシックなデザインにしてみました。